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ダイエット中、正しくフルーツを取り入れよう。

目次

フルーツのイメージ

皆様のフルーツのイメージとはどんなものでしょうか?

ヘルシーだと思っている方が多い印象です。

ヘルシーって何?というのは置いといて、体に良い、太りづらい、ダイエット向きの食品、栄養満点…

有名人が朝はフルーツだけ食べているなど、とにかく良いイメージが強いかと思いますが、真相はどうなのでしょうか?

今回はフルーツの真実について掘り下げてみたいと思います。

フルーツのメリット

太りづらい食材である。

フルーツには果糖と言う種類の糖が含まれています。

糖については非常にややこしいで今回は省きますが、とにかくフルーツには果糖が多く含まれるということを覚えておいてください。

普通、糖は摂取すると小腸で吸収されたのち血液の中を流れます。このとき血糖値が上昇します。
そして様々な細胞に運ばれていきます。
筋肉や脂肪をはじめ全身を巡ることになります。
栄養として使われたのちに余った分は脂肪細胞に蓄積されて脂肪細胞が大きくなることで太ると言うのがざっくりとした流れになります。

ここで最大の問題は血糖値です。
血糖値が急激にあがることで脂肪細胞に糖が流れこむリスクが増大していくのです。
なので血糖値をあまりあげたくないというのがダイエットをする人の常識となっています。

血糖値の上昇に伴いインスリンが分泌されます。
このインスリンが血中に流れている糖を細胞に運んでくれますが、最終的には脂肪細胞にも運びます。
悪いことばかりではなく必要不可欠なものですが、ダイエットにおいては肥満のリスクを高めてしまうのがインスリンだと言えます。

なのですが、果糖は一般的な糖とは違う流れで吸収されます。
一般的な糖のながれは血中を通るとお伝えしましたが、果糖は肝臓にストレートに入ります。
血中を流れない。
つまり血糖値があがりません。
と言うことはインスリンが分泌されない。
そうなると糖が脂肪に運び込まれず肥満の原因にならない。
と言えると思います。

素晴らしいですね。
どんどんフルーツ食べましょうとなりそうですが、ちょっと待ってください。

世の中にそれだけ食べていれば良いなどと言うものはありません。
フルーツにもデメリットがありますので、そちらも見ていきましょう。

フルーツのデメリット

血中を流れず血糖値を上げずインスリンも分泌しないことで肥満のリスクを減らしてくれる果糖ですが、もちろん良いことばかりとは言えません。

それは食欲のコントロールです。

食欲と言うのは脳でコントロールされます。
ダイエット中に食べ過ぎてしまう。
我慢できない。
自分はなんて精神力が弱いんだと嘆いたことはありませんか?

根性だけではどうしようもない部分も存在します。
体が欲しているから食べてしまうのだというのをしっかりと認識することが大事になってきます。

食べたいというのは、つまり脳がエネルギーを欲しているということです。
脳のエネルギー源は主に糖です。
食欲が増している状態と言うのは脳から何か食べろと言う指令、糖を摂取しろと言う命令が出されている状態と言えます。

ですがここでフルーツを食べるとどうなるでしょうか?
果糖は先ほど説明した通り血中を流れて全身を巡ることはしません。
もちろん脳にも送られないのです。

脳からの指令に従わず脳に糖を送れなかったわけです。
もちろん脳のエネルギー不足は続きます。

続くとどうなるか?
もっと食べろと指令を出すのです。

食べたのにまた食べたくなる。
もっと食べたくなる。
つまり食欲が乱れる。
ということにつながりかねません。

何か甘いものが食べたい!という欲求に対してフルーツを食べるという行為は精神的には満足度の高いものだと思います。
しかし脳としてはエネルギーが送られてこないのでエネルギー不足は解消されず、指令を出し続けることになり、最終的に食欲が満たされることにつながらないということが起こります。

ダイエットにおいて大事な食欲のコントロールという観点からするとフルーツの摂取時には注意が必要だと思います。

他にもフルーツの摂りすぎは脂肪感の原因にもなりますし、肝臓に貯蔵できる量にも限界があります。
限界を超えた分は脂肪に回されますので肥満にもつながります。

太りづらいといだけで太らないわけではありません。

市販のジュースなどの成分表を見てもらうとわかりますが、非常に多くの果糖が含まれている物がほとんどです。
一番に気を付けてもらいたいポイントです。

フルーツについての考え方

勘違いしないでほしいのはフルーツが悪いと言っているわけではありません。
フルーツはビタミンも豊富でエネルギー源にもなります。
一般的にみると大変良い栄養源と言えます。

ただ食欲のコントロールにおいては乱す原因にもなるので注意が必要だというだけです。

なのでダイエット中にも関わらず、甘いもの欲求を抑えられない。
食欲が爆発してしまう方などは食べている物の質を考えてみるのも一つの手段です。
精神的な弱さ、根性のなさが原因ではなく科学的な原因があるかもしれません。

もし食欲のコントロールがうまくできずに甘いものを避けられないという方でフルーツをたくさん食べている方。
例えば朝食は毎日フルーツにしている方は一旦やめてみるのも一つの手だと思います。
しっかりごはんを食べ糖を脳に送ってあげることで甘いもの欲求を抑えられるかもしれません。

まとめ

フルーツは血糖値をあげずにインスリンを分泌しないので太りづらい。
反面、脳にエネルギーを送れないので食欲の乱れの原因になりやすい。

この2面性を良く理解して、フルーツを摂るべきか、控えるべきかではなく、フルーツのことを良く知って賢く取り入れてほしいと思います。

フルーツ美味しいですよね。
トレーニング前のエネルギー補給にも役立ちます。

決して悪者ではありませんので上手につきあっていきましょう。

皆様のボディメイクのお役に立てたら幸いです。

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